中学校の「世界史」を20場面で完全理解
発売日
2001年08月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57591-9

「勉強のコツ」シリーズ 
中学校の「世界史」を20場面で完全理解

著者 向山洋一
渡辺尚人
税込価格 524円(本体価格476円)
内容 インカ帝国はなぜ滅びたのか? どうして「名誉」革命と呼ばれるのか? 有名な史実をクイズ形式で読み解くうちに歴史通になれる本。



 本書は、向山洋一氏が主宰する、小中学校の現役教師たち数千人が、現場で培った効果的な授業構成や指導ノウハウを研究する機関である「教育技術法則化運動(TOSS)」の研究成果がふんだんに盛り込まれ、「勉コツ」の愛称で好評を博したシリーズのうちの一冊である。今回その中でも特に評判の良かった六冊が、文庫に形を変えて刊行された。

 その特長は、同時刊行された姉妹書の『小・中学校の「日本史」を20場面で完全理解』と同様、人類の誕生から冷戦構造の終焉までを、大胆にも20場面に分け、クイズ形式の三択問題を一場面三題づつ、計六十題で世界史の大きな流れをつかんでしまおうというところである。

 姉妹書の「日本史」同様、歴史は暗記ではなく、流れをつかむことが重要というコンセプトは本書にも受け継がれている。「日本史はともかく、世界史にはどうも馴染みが薄い」という大人の再勉強のテキストとしても内容・価格とも手頃なのは有り難い。