八四航空艦隊2
発売日
1998年09月08日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-60334-6

八四航空艦隊2
航空戦艦「妙義」出撃す

著者 馬場祥弘著 《作家》
主な著作 八四航空艦隊』(PHP研究所)
税込価格 922円(本体価格838円)
内容 米濠遮断のため珊瑚海に進出した南雲機動部隊は、米空母部隊と激突。陽動でミッドウェーに向かう航空戦艦妙義にハルゼー部隊が迫る!



 米濠補給路遮断を企図する海軍軍令部の意を受けて、山本五十六は南雲機動部隊を敵の内懐ともいうべき珊瑚海に出撃させる一方、角田覚治率いる第二航空艦隊を陽動として、ウェーク島方面に進出させた。この新たに編制された第二航空艦隊は、空母龍驤、瑞鳳に加え、航空戦艦に換装された妙義が中核となっており、現在、呉と横須賀で空母に換装されている戦艦日向、伊勢を含めて、山本が目論む八四航空艦隊実現のための伏線であった。しかし、日本軍の動きは連合国軍に読まれていた。ウェーク島沖にはハルゼー、珊瑚海にはフレッチャー率いる米機動部隊が待ち構えていたのである。襲いかかる“猛牛”ハルゼーに、妙義から射出された九九艦爆が反撃を加える。一方、珊瑚海では、零戦のエースパイロットを擁するラバウル航空隊が制空権を握る中、日米機動部隊の熾烈な戦いが始まろうとしていた。村田、江草らの雷爆撃隊が三隻の米空母へ向かう。航空決戦を描く第2弾。