書籍

- 発売日
- 1999年03月19日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-60363-6
『日暮硯』と改革の時代
恩田杢にみる名臣の条件
著者 | 笠谷和比古著 《国際日本文化研究センター教授》 |
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主な著作 | 『主君押込の構造』(平凡社) |
税込価格 | 723円(本体価格657円) |
内容 | 上杉鷹山とならぶ行政改革の祖と呼ばれる、真田藩を再建した誠心の指導者杢。忠実な史料検証により日本型組織のリーダー像を描き出す。 |
享楽と華美の元禄時代の後、バブル崩壊により真田松代藩は財政破綻に瀕した。その松代藩がなぜ奇跡的な再建に成功したのか? この改革と指導者の理想が描かれた『日暮硯』は、すでに江戸時代から多くの共感を得て「政治のバイブル」=政治的な腹芸の書として広く読み継がれてきた。 本書では、物語としてのみ読まれてきた松代の藩政改革の史実性を再検証する。さらにこの改革の特異性と成功の条件を、改革に失敗した久留米有馬家・岡崎水野家・阿波蜂須賀家や米沢上杉家などの事例と比較しつつ解明し、指導者のあるべき姿を浮き彫りにしていく。 目次より
●『日暮硯』を読む
●恩田杢と松代藩宝暦改革
●18世紀における諸藩の改革
●『日暮硯』と改革の論理など イザヤ・ベンダサンの『日本人とユダヤ人』で「政治天才」といわれ、上杉鷹山と並び称せられる松代藩の名家老・恩田杢にみる改革成功のためのリーダーの条件を、現代的視点で読み解く意欲作。
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