出家のすすめ
発売日
1998年11月19日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-60421-3

出家のすすめ
禅僧として生きるには

著者 牛込覚心著 《願行寺住職》
主な著作 『生と死の般若心経』(スコラ)
税込価格 1,466円(本体価格1,333円)
内容 第二の人生はお坊さんになる!? 46歳で禅僧となった人気劇画家の体験談。出家の方法から読経、合掌、葬儀の作法まで、初のノウハウ書。



 サラリーマンが気楽な稼業といえなくなった昨今、サラリーマン以外の職業に関心が高まっている。お坊さんもその一つ。本書では、著者の体験談を元に、職業としての僧侶について語り明かしている。 著者のペンネームは牛次郎氏、といえばおわかりの方も多いだろう。『包丁人味平』で話題を呼んだ人気劇画家である。現在58歳の著者は12年前、思い立って臨済宗の禅僧となる。最初のきっかけは、「仏教用語辞典」をたまたま目にした時、自分の名前の由来が釈迦と深い関わりがあることを知ってからだ、という。その後、いざ僧侶となってみて様々な日常の変化が訪れる。読経、合掌、葬儀の進行等々、その作法のあれこれを写真とイラストで紹介する。 現在、寺院の後継者のほとんどが世襲制である。著者の願いは在家から禅僧になる人が一人でも増えることである。そのために本書を執筆したと語る。世にも稀、しかも本邦初の「お坊さんになるための案内書」である。