書籍

- 発売日
- 1999年06月21日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-60674-3
<狂い>と信仰
狂わなければ救われない
著者 | 町田宗鳳著 《国立シンガポール大学助教授》 |
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主な著作 | 『法然対明恵』(講談社選書メチエ) |
税込価格 | 726円(本体価格660円) |
内容 | すべての信仰の根源には人と神との「狂気」がひそんでいる。そこを乗り越えることなく真の「救い」はない。気鋭の宗教学者の話題作。 |
禅の修行者は、疑団、禅病、魔境など幾つかの精神的危機を経て、<悟り>という覚醒に到るという。また、エホバやアッラーなど一神教の神は、しばしば人智を超えた破壊性や冷酷さを露にし、人間を恐怖に陥れ、服従させる。 人と神との出会いの確信にあるのは、無意識の闇から突き上げるマグマたる<狂い>であり、それを受容し律することなくして、<救い>が訪れることはないと、著者はいう。本書では古今東西の宗教体験にみる人と神との<狂い>の姿を、豊富なエピソードを交えてリアルに描き、人間の尊厳ある生き方を探る。 本書の目次は以下の通り。
●第1章 狂わなければ救われない
●第2章 <狂い>に酔う人々
●第3章 神々も狂っていた
●第4章 <救い>の光が差してくるとき
●第5章 人間の尊厳の在りか。 若き日の禅寺での修行、アメリカの神学校でのキリスト教の勉強という、ユニークな宗教遍歴を経た著者が、深い確信をもって魂の本質に迫る。
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