2000年問題の危機管理
発売日
1999年08月20日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-60762-7

[実践]
2000年問題の危機管理
業務上「想定トラブル」のケーススタディ

著者 那野比古著 《科学ジャーナリスト、多摩大学教授》
主な著作 『わかりやすい液晶の話』(日本実業出版社)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 中小企業、個人商店は「2000年問題」にどう取り組めばよいか。在庫管理、受発注、決済、資金管理上でのトラブル例を紹介し、実践的対応策を明示する。



 2000年問題が話題になっている。大企業の対応はかなり進んでいるようだが、中小企業の対応は鈍い。また、予期せぬトラブルに対する危機管理態勢をとっている企業は少ない。 本書では、主に中小企業で発生するであろう「業務上のトラブル」のいくつかを具体的に提示した上で、危機を最小限に食い止めるマニュアルを提示する。 トラブルの例として「先日付の支払いが即刻なされた」「客先のミスで99年分の利息が請求された」「振出日を間違えて支払い手形が自動発行された」「バーコード読み取り機が動かず検品ができない」「倉庫のコンピュータシステムが壊れ、モノが動かせない」「手配していた商品が客先のコンピュータトラブルで動かない」などが挙げられている。これに対する、「10ステップの危機管理計画」のフローチャートを紹介する。また、もう一つ厄介な問題として「2000年問題訴訟」を取り上げる。 実践的危機管理本の決定版。