「IYバンク」で何が変わるか
発売日
2001年06月20日
判 型
B6判変型上製
ISBN
978-4-569-61082-5

「IYバンク」で何が変わるか
金融、ビジネス、生活はこうなる

著者 宮尾 攻著 《経済ジャーナリスト》
主な著作 『国債のカラクリ』(小学館文庫)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 初の異業種参入銀行となるイトーヨーカ堂系のIYバンク銀行。その出現の意義を解説するとともに、ヨーカ堂グループの戦略を明らかにする。



 すでに語られつくされていることだが、90年代以降、日本の金融分野は、いまだ解決されない不良債権問題に象徴されるように、停滞を続けた。そのような状況のなか、変化の萌芽を期待できそうな一筋の光明が見え始めた。異業種による銀行業参入である。

 その第一号として姿を現わしたのが、イトーヨーカドーグループが設立した「アイワイ(IY)バンク銀行」だ。コンビニエンスストアを主な設置拠点にして、ATM(現金自動預け払い機)ネットワークを全国に張り巡らせた決済専門銀行である。24時間、365日、「いつでも、どこでも」利用できる銀行の出現は、金融、ビジネス、そしてわれわれの生活にいかなる変化とインパクトをもたらすのだろうか。諸外国における異業種の銀行業参入の成果は――。

 ヨーカドーグループが銀行業への参入を表明した当初から取材を続けてきた金融ジャーナリストが、日本初の異業種銀行の全貌と戦略を明らかにする。