投機的時代の研究
発売日
2000年05月18日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-61123-5

投機的時代の研究
マネーサバイバルを生き抜く大逆転の発想

著者 松藤民輔著 《株式会社ジパング代表取締役》
主な著作 『投機と投資』(総合法令出版)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 ドル暴落のシナリオが現実となったとき、われわれはいかに人生の舵取りをすべきか。大混乱時代を生き抜くための経済参考書。



 株式、投資信託など、金融関連書籍がベストセラーにランキングされ話題を集めている。そうしたなかで、本書は投資商品の主役が株式や債券といったペーパーマネーの時代から、原材料(特にゴールド)の時代に移行したと喝破する。その論拠を日米の株価暴落やドルの崩壊、コンドラチェフ・サイクルなど、世界経済の長期予測に求める。著者は、メリルリンチ、ソロモン・ブラザーズで敏腕トレーダーとして活躍し、その後自身でも金投資に命をかける投資家である。冒頭では、「素人が株式市場という博打場に出入りするようになるころには、たいていすでに最終局面を迎えている」と、プロの眼から現状を分析する。また、大物投資家たちの発言を随所に織り交ぜながら、過熱気味のIT株市場やジェットコースターのような相場の行く末を読み解く。経済循環(周期)を念頭におく本書は、投資と投機の意味を忘れた、すべての投資家への警告の書である。