書籍

- 発売日
- 2000年06月08日
- 判 型
- A5判上製
- ISBN
- 978-4-569-61154-9
恋する罪びと
著者 | 田辺聖子著 《作家》 |
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主な著作 | 『新源氏物語』(新潮社) |
税込価格 | 1,595円(本体価格1,450円) |
内容 | 奔放な恋の物語を古典からとり出し、田辺流解釈で楽しむ。紫式部の恋のかけひきや棄てた女房のミイラを抱いてしまった男の話など24話。 |
秘めやかだからこそ、深く烈しくつのる想い……。『源氏物語』『伊勢物語』などの古典、または伝説や史実から、せつない恋の物語を取り出して、田辺流解釈で楽しむ本。
老女の恋を優しくかなえる、在原業平の本当の「色男」ぶり。出世のため女房を棄て、財力のある親のいる娘と結婚し地位を得た男が、数年ぶりに元の妻を訪ね、懐かしい再会の翌朝、ふと見ると、抱いていたのはミイラだったという話。聡明で機智に富んだ紫式部の、わくわくするような恋のかけひき。絶対に人に明かせない、式子内親王との御簾をへだてた恋に身もだえし、内親王の死後、その墓にかずらとなってまつわりついた藤原定家の想い……など24話を収録。
「あとがき」で著者は、「なんと日本人は<恋する能力>に恵まれた、<血の熱い>民族だったのか」と言っている。
月刊誌「歴史街道」(PHP研究所)の好評連載を、大きな活字で読みやすくまとめた、「恋の花束」「恋の見本帳」ともいうべき書。
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