金正日と金大中
発売日
2000年08月01日
判 型
小B6判上製
ISBN
978-4-569-61268-3

金正日と金大中
南北融和に騙されるな!

著者 西岡 力著 《月刊『現代コリア』編集長》
税込価格 1,100円(本体価格1,000円)
内容 金正日のペースで進んだ南北首脳会談。本当に平和が訪れるのか。金正日の謀略を明示し、左傾化する韓国社会の危うさを説く緊急提言。



 6月の南北首脳会談、ロシアのプーチン首相との会談などで朝鮮半島の雪解けが演出されている。本当に平和的解決の道を辿るのか。

 本書では、韓国筋の情報に詳しい著者が、北朝鮮・韓国両者の思惑を読み解き、大混乱の時代の到来を予測する。

 まず、「悪政五年・金正日政権」と銘打ち、金正費が、北朝鮮による統一を実現すべく、核ミサイル開発にまい進してきた事実を明示する。またその犠牲になった北朝鮮人民の飢餓問題にも触れ、約三百五十万人が死亡したと論ずる。次に韓国の問題として「金大中の時代・高まる『反米・親北』」と銘打ち、金大中政権下での韓国の社会状況が変わったと指摘する。南北問題に冷静に対応していた保守派が消え、親北的政治家に牛耳られている事、国民の「平和ボケ」的状況、高まる反米感情と民族意識等から、北朝鮮主導の「反米・反日統一国家」出現の危険性を説く。

 日本人が考えるべき半島問題のポイントがわかる緊急発刊の書。