サイバー・クライシス
発売日
2001年01月05日
判 型
B6判変型上製
ISBN
978-4-569-61455-7

サイバー・クライシス
「見えない敵」に侵される日本

著者 宮脇磊介著 《危機管理評論家、元警察庁幹部》
主な著作 『騙されやすい日本人』(新潮社)
税込価格 1,595円(本体価格1,450円)
内容 今、日本企業や政府はハッカーや外国の情報機関によるサイバーテロの絶好の標的になっている。その恐るべき実態をレポートし、対策を説く。



 IT革命の裏側には、とんでもない問題が激発している。ハッカーや海外の情報機関による、サイバー攻撃だ。

 昨年官庁のホームページがハッカーに書き換えられたが、彼らは「日本の危機管理は甘く、格好の標的」と豪語する。その一方で、CIAなど海外の情報機関は、日本企業の海外ビジネス情報をインターネット上で盗み、それを自国企業に流して日本企業の商談を度々ご破算にしている。

 また米国では、ある企業が自社のホームページで自己破産を報じたが、実はハッカーによる偽情報だった。しかし偽情報によってその企業の株価は暴落し、本当に倒産寸前までいったケースがあったという。さらに、eコマースのサイトにハッカーが一時に大量のメールを送り、サイトをダウンさせ商売お手上げにした事件もあった。

 本書は、このような「見えない敵」の恐るべきパワーと戦略を解明し、危機管理の処方箋を詳解に説く、日本で最初の書籍である。