はじめて考えるときのように
発売日
2001年02月26日
判 型
A5判変型上製
ISBN
978-4-569-61467-0

はじめて考えるときのように
「わかる」ための哲学的道案内

著者 野矢茂樹文 《東京大学助教授》
植田 真絵
主な著作 『哲学の謎』(講談社)
税込価格 1,705円(本体価格1,550円)
内容 考えるって、どうすること?――もっと上手に考えるためのヒントを素敵な絵とともに解説。考える力がみるみる湧いてくる哲学絵本。2色刷。



 あれこれ考えなくちゃいけない。でも、うまく考えられない。だいたい、考えることって、何をすることなんだろう。

 考えることを考える――この本はそんな世界にあなたをご招待します。

 なぞなぞの問いと答えのたわいもないやりとりが哲学のきっかけになるっていったら、首をひねるでしょうか? ふだん何気なく見ている夜空の星から「問題」の本質が見えてくるといわれたら驚くでしょうか? よくいわれる「論理的に考える」ってこと、じつはそんなことできないんだって断言されたらどうします?

 見えているものをそのまま見ているだけでは、考えることはできない。ではどうすればいいか、が本書には書かれています。身の回りの話題にはじまり論理学までを駆使して、縦横無尽に「考える」ことについて考える哲学絵本。美しい絵が文章に寄り添いながら、あなたを哲学の新たな風景のなかに連れ出してくれることでしょう。さあ、いっしょに考えよう!