父の椅子 男の椅子
発売日
2001年03月15日
判 型
A5判上製
ISBN
978-4-569-61521-9

建築家 宮脇 檀・名作椅子コレクション
父の椅子 男の椅子

著者 宮脇 彩著 《建築家 宮脇檀氏の長女》
税込価格 1,815円(本体価格1,650円)
内容 建築家・宮脇檀氏の名作椅子コレクションを通して、愛娘・宮脇彩氏が初めて明かす父の思い出、男の美学。美しいフォト&エッセイ集。



 1998年、惜しまれつつこの世を去った人気住宅建築家・宮脇檀氏が、二十世紀名作椅子のコレクターだったことはつとに有名である。本書は、宮脇檀氏の長女で、氏のエッセイにもたびたび登場する愛娘、宮脇彩氏が、父親の遺した名作椅子コレクションを通して、在りし日の父との暮らしの思い出、その生き方に貫かれた男の美学を綴った鮮烈のデビューエッセイである。その文章は父親譲りの軽妙さを備え、ウィットに富み洒脱である。表題作、○父の椅子 ○男の椅子をはじめ、○お父さんの居場所 ○おしゃべりな食卓 ○ハンター父娘の本読み椅子 ○パリで椅子談義などから構成された23篇はどれも読み応え十分。また、代官山の宮脇邸で撮り下ろされたものをはじめとする60カットの美しいカラー写真およびイラストがアクセントとなり、読者の想像力をよりいっそう掻き立てる仕上がりになっている。宮脇檀ファンにも、名作椅子ファンにも楽しんでもらえる一冊である。