書籍

- 発売日
- 2001年09月14日
- 判 型
- 四六判並製
- ISBN
- 978-4-569-61805-0
アジアが日本を見捨てる日
著者 | 湯浅 博著 《産経新聞シンガポール支局長》 |
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主な著作 | 『円とドルの攻防』(飛鳥新社) |
税込価格 | 1,375円(本体価格1,250円) |
内容 | 国内外の様々な思惑や圧力に振り回されるアジアで、もはや日本はモデルではなくなった! 激動の生々しい現実を豊富な現地取材で詳報する。 |
これまでの日本人のアジア観の中には、経済発展のためならば権威主義的な開発独裁体制も、ある程度やむをえないという考え方があった。アジアは日本を先頭とした雁行形態をとっているとの見方もあった。さらに、97年からの通貨危機の回復にあたっても、権威主義的な体制を維持しえたマレーシアなどの方が、民主化に走った国よりも経済的な回復が早かったとの論評もなされた。
しかし、そのような考え方は、もはや通用しないと、現地で状況を見続けた著者は言う。グローバリズム直撃と内発的な民主化への圧力とによって、アジアは大きく変わったのだ。もはやアジアの指導者の言う「アジア的価値観」も、その内部から反論され、「日本に学べ」も聞かれなくなった。またアメリカや中国の影響力はさらに強まりつつある。この変動についていけなければ、それが日本がアジアから見捨てられる日なのである。
激動のアジアの舞台裏を渾身の現地報告で明らかにする。
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