すべてのいのちが愛おしい
発売日
2002年05月15日
判 型
A5判変型上製
ISBN
978-4-569-62189-0

すべてのいのちが愛おしい
生命科学者から孫への手紙

著者 柳澤桂子文 《生命科学者、サイエンスライター》
赤勘兵衛絵
主な著作 『卵が私になるまで』(新潮社)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 「私は、孫娘への手紙を書きはじめた。いっしょに感じてみたいなと思う“驚嘆する感性”を見つけるために。生命科学者が贈るいのちの讃歌。



 気鋭の生命科学者として将来を期待されていた著者を襲った突然の病。激しい痛みをともなう病との30年以上にわたる闘いと奇跡的な恢復。

 本書では、孫娘に宛てた手紙のかたちをとりながら、「いのち」へのかぎりない愛おしさを透明な言葉で伝える。宇宙の創生から地球の形成、生物や人間の誕生を通して、すべてのいのちの尊さとはかなさが心にしみわたる。

 すこし立ち止まって注意深くまわりを見てみると、わたしたちの周囲にはさまざまないのちが息づいている。それらのいのちにはそれぞれなりの不思議が詰まっていて、それを著者は“Sense of Wonder”(驚嘆する感性)と呼ぶ。

 ふと立ち止まって空を見上げる瞬間を大切にしたい――そんな方々に読んでいただきたい本である。

 大きな文字でふりがなも多めにつけています。こどもたちにもぜひ読んでほしい。イラスト多数。2色刷。