勝つ経済
発売日
2002年07月31日
判 型
B6判変型並製
ISBN
978-4-569-62214-9

勝つ経済

著者 宮内義彦
田原総一朗
主な著作 『宮内義彦 経営論』(東洋経済新報社)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 われわれの次なる目標は何か。日本はいかなる分野で世界と競争すればよいのか。経済界きっての論客に、田原総一朗氏が斬り込む。



 80年代までは、「日本的経営は素晴らしい」「日本経済は不滅だ」といわれていた。それが90年代以降、「日本的経営は時代遅れ」「アメリカ的経営を見習え」に変わった。ところが、その目標となるはずだったアメリカの企業でいま、企業不祥事が次々に露呈している。結局、どこの国の経営や経済のモデルが絶対という話ではなく、問題はまさに、それぞれの企業の「経営力」ではないか。

 90年代以降、長引く平成不況に対して、日本の多くの経営者は「政府は早く景気対策を実施しろ」と要求してきた。しかし、そうしたお上頼みは一時的な彌縫策でしかなく、「いままでの経営、スタイルを変えたくない」という「守り」の姿勢である。新しいビジネスモデルを創ろうという「攻め」の姿勢がそこにはない。これではジリ貧である。

 日本経済はなぜ防戦一方なのか。なぜ、「守り」から「攻め」へと転じることができないのか。経済界きっての論客に田原総一朗氏が切り込む。