家族を蔑(さげす)む人々
発売日
2005年10月19日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-62261-3

家族を蔑(さげす)む人々
フェミニズムへの理論的批判

著者 林道義著 《東京女子大学教授、日本ユング研究会会長》
主な著作 『父性の復権』(中公新書)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 「ジェンダー論」「男女共同参画法」は家族破壊思想なり! 家族を蔑む「家族論」を論破し、健全な家族、家庭とは何かを再確認する。



 「保育所を増やし、家事・育児の社会化を」「これからは多様な家族の時代」「父親らしさ・母親らしさよりも人間らしさ」……。これらはフェミニストが唱える“一見もっともらしく聞こえる”主張だが、その背景にある狙いは、家族を空洞化させ、破壊することである。男女、父母、親子等の区別を同質化することにより、「家族」の存在意義をなくそうという考え方だ。

 90年代以降、そのようなフェミニストたちが政権の中枢に入り込んで「男女共同参画法」なる悪法をつくり、全国の自治体や教育現場に対して、家族を空洞化させる「上からの意識革命」を進めた。21世紀に入ると、油断していた保守層が事態の深刻さに気づき、反撃を開始した――というのが今日に至る図式である。家族を破壊しようとするフェミニズムの跋扈をこれ以上許すわけにはいかない。本書は、彼らの「教義」のどこが間違っているかを理論的・方法論的に整理し、論破するための教科書である。