ナノテクノロジー 極微科学とは何か
発売日
2003年01月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-62461-7

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ナノテクノロジー 極微科学とは何か

著者 川合知二著 《大阪大学産業科学研究所教授》
主な著作 『ナノテクノロジー入門』(オーム社)
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 原子・分子を操作する超微細の技術は社会をどう変えるのか。医療・環境・ものづくりでの可能性を探り、その根底にある考え方に迫る。



 10億分の1メートルの世界で原子・分子を操作する技術。そこから物質の新たな性質が生み出され、「ものづくり」は大きく変革される。さらに、医療や環境、コミュニケーションなど、人々の暮らしの可能性は劇的に広がる。

 「寿命がきたら自分でリサイクル可能な状態に“壊れる”パソコン」「人間より早く正確に危険を察知する車」「がん細胞ができるとすぐに医師に知らせるバイオチップ」「患部だけに効果を発揮する副作用のない薬」「カニやセミの抜け殻のように人間の形状にあわせて原子・分子のレベルからデザインされる衣服」「鋼鉄よりも10倍固く10分の1の軽さの新素材」「静電気で動くモーター」「国会図書館もの情報量が収められる角砂糖のサイズの原子メモリ」……。

 「ものづくり」に活かし、さらに、便利でかつ無害な社会を創るために、ナノテクノロジーにいかに取り組むべきか。その第一人者が極微科学の本質と新時代のパラダイムを説き明かす。