学校の先生がそっと教える
子どもがじっと耳を傾ける魔法のおはなし

　子どもが「学校に行きたくない」と泣いたとき、点数の悪いテストを持って帰ってきたとき、あるいは聞き分けなくわがままを言ったとき……あなたなら、どう対応してあげますか？

　心豊かなやさしい子に育てたい――ということは、親なら誰でも願うことです。しかし、親自身がイライラし、ガミガミ説教をするだけでは、かえって逆効果になりかねません。親の願いが子どもに届くとっておきの方法は――ステキなおはなしをしてあげることではないでしょうか。本書は、現役の学校の先生が日ごろから子どもたちにしてあげている、そんなおはなしを集めてみました。

　威張った言い方をしたときは……「ピョンタの冒険」を、弟や妹にやさしくできないときは……「覚えているといいな」を、頑張ってもすぐに結果が出ないときは……「ブドウ畑の宝物」を、三日坊主にさせないために……「自転車の涙」を、読んであげてください。

　お説教より「効く」読み聞かせBOOK。