日本の文化力が世界を幸せにする
発売日
2004年12月01日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-63398-5

日本の文化力が世界を幸せにする

著者 日下公人著 《(日下)東京財団会長、(呉)拓殖大学教授、評論家》
呉善花
主な著作 そして日本が勝つ』(PHP研究所)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 世界はアメリカや中国を中心に動いていない。いまこそ、日本の先進性、文化力に注目せよ! 両異才による、新産業・新文明のヒント。 



 90年代後半、「グローバル・スタンダード」旋風が日本に吹き荒れるなか、「日本式××は、もう時代遅れ」という風潮に対して異見を表明していた日下公人氏と呉善花氏。果たして今日、「グローバル・スタンダード=アメリカン・スタンダード」は綻びが露になり、産業界を中心に多くの日本人が幻想から目覚めつつある。それに伴い、「日本の先進性、文化力に着目せよ」と主張してきた両著者の言論に、注目が寄せられている。

 両著者の対談は今回が初めてだが、二人に共通するのは、日本経済、日本企業の動向や未来予測を語る際に、既存の経済指標にとらわれず、まったく別の視点や発想で貴重なヒントを提示してくれることだ。本書のキーワードは「文化力」。呉氏は「日本の独自性の中にこそ、未来性、世界性がある」と主張し、日下氏は「日本文化の精神が産業になり、結果として世界に普及している」と解説する。新鮮な顔合わせによる、新産業・新文明のヒント。