イスラームの常識がわかる小事典
発売日
2004年01月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-63402-9

イスラームの常識がわかる小事典

著者 鈴木紘司著 《アラブ・イスラーム学院顧問》
主な著作 『中東とイスラムが本当によくわかる本』(KKベストセラーズ)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 イスラームは「片手にコーラン、片手に剣」という戦闘的な宗教なのか? 信徒の立場から歴史、教義、国際情勢まで疑問を解決する最適書!



 世界人口の約五人に一人がイスラーム教徒でありながら、日本人はイスラームやムスリムを正しく理解していない。「右手にクルアーン(コーラン)、左手に剣」という好戦的で危険な思想という見方は間違いである。歴史をふりかえれば、むしろ他宗教より排他的ではなく、理性や平和を重んじる教義なのだ。

 では現在、緊迫するイラク情勢、パレスティナ問題をどう見たらよいのか。

 本書は、日本人イスラーム教徒である著者が、ムハンマド誕生から教義の真髄、発展史、中東情勢の読み方までを解説。「なぜ日本には信徒が少ないのか」「『クルアーン』はどのように成立したのか」「イスラム五行とは」「一夫多妻制は本当か」など基本知識がない人にもわかりやすく説明する。

 さらに、多くの誤解や偏見をときほぐす。「ジハード」とは本来、「聖戦」ではなく「努力すること」という意味。イスラームはキリスト教を土台に生まれた等々。日本人ムスリムがアッラーの教えを説く。