愛と祈りで子どもは育つ
発売日
2006年05月18日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-63693-1

愛と祈りで子どもは育つ

著者 渡辺和子著 《ノートルダム清心学園理事長》
主な著作 愛と励ましの言葉366日』、『目に見えないけれど大切なもの』(PHP研究所)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 本物の人間をつくるには愛をこめて、育てる以外に方法はありません。子ども受難時代だからこそ考える、子どもの愛し方と育て方。



 子どもに厳しく当たってしまった後で、「今度こそはもっとよい親になろう」と決心する、そんなことを何度も繰り返してしまうのが人間です。1章の冒頭で紹介する「親の祈り」には全編を通して著者が語り続ける親子の姿が浮かび上がってきます。

 「アイ・ラブ・ユー」といい続け、心と心を結び合せる――こんな簡単なことがなかなかできないのが、今の親子です。人間としての幸せを考えた時、親は子どもにたった1つのこと、人間として一番大切な思いやりの気持ちを育てることが必要なのです。

 「親は、自分が持っていないものを子どもに与えることはできません。優しい心を持った子どもに育ってほしいと思えば、親がまず、思いやりのある人となり、他人の痛みをわかろうと努力をすることが必要」と、やさしい言葉で語りかけるシスターの子育てのヒントには現代の教育で忘れられた大切なことが溢れています。