藍色の海
「六万石の小藩は、いかに闘い生き延びたのか」――源平の闘い、元寇、キリシタン弾圧、明治維新。歴史的危機を乗り切った強運と智謀とは。
- 税込価格
- 1,430円(本体価格1,300円)
- 発売日
- 2004年10月01日
- 判型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-63879-9

Content
長崎県北部の小さな観光都市・平戸。本書は、藍色の海が美しく輝くこの地で繰り広げられた約1000年にわたる物語である。
平安時代、嵯峨天皇の皇子から臣籍に下った源融から数えて5代目の渡辺綱。源頼光の郎党として酒呑童子退治の逸話などで知られるこの渡辺綱は延久元年(1069)頃、九州に下って賊を平定。以来、松浦姓を名乗るようになり約1000年、松浦氏はついに一度の断絶も国替えもなく、この地を守り続けたのである。
しかし、その道は、決して平坦だったわけではない。源平の闘い(壇の浦の合戦)では平家方につき、元寇で元軍の来襲をモロに受けた。また、関ヶ原の合戦では家康に疑われ、キリシタン弾圧、明治維新など、どれ一つとっても、国が絶えるに十分な荒波が松浦藩を襲ったのだ。
本書では、何度滅亡してもおかしくない厳しい状況を超えて、6万石の小さき藩の歴代当主が、それら危機をいかに闘い、切り抜けたのかを描きだす。
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