書籍

- 発売日
- 2004年12月22日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-63984-0
山本五十六は何を見たか
日米開戦に反対したある軍人の本心
著者 | 森山康平著 《戦史研究家》 |
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主な著作 | 『図説 沖縄の戦い』(河出書房新社) |
税込価格 | 1,650円(本体価格1,500円) |
内容 | 太平洋戦争の戦局展開を見通していたと伝えられる山本五十六。彼は何を見つめ、いかなる行動をとろうとしていたのかを追究する。 |
太平洋戦争当時、開戦にあくまでも反対し続けた軍人──それが本書の主人公、山本五十六である。パールハーバー奇襲作戦を立案したのも山本なら、敢行したのも山本だったが、実は、その張本人が誰よりも戦争回避を強く願い、戦争の愚を公言してはばからなかった。避けたかった戦争の口火を、自らが切らねばならなかった歴史の皮肉。山本五十六の心中は、いかなるものだったろうか。本書は、山本自身の手紙や声、周囲の人たちの証言といった数々の資料を丹念にたどりながら、彼の心情をいまに掘り起こす。大艦巨砲主義の終焉を見通していた戦争観、冷静に日米関係を捉えていた国際関係観、陸軍とは一線を画していた軍人観など、男の胸中に肉迫するとき、「俺たちと同じ過ちは繰り返すな!」という山本五十六の悲しい叫びが読む者を揺さぶる。戦後、60年を経てなお、世界で争いが絶えない現在、私たちは改めて山本五十六の思想と行動に触れるべきではないか。
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