陰陽道とは何か
発売日
2005年12月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-64764-7

陰陽道とは何か
日本史を呪縛する神秘の原理

著者 戸矢学著 《神道研究家》
主な著作 『日本風水』(木戸出版)
税込価格 814円(本体価格740円)
内容 陰陽師・安倍晴明の伝説はどこまで真実なのか。呪術、暦学、風水などの原理をひもとき陰陽道の全貌を明かす。日本文化の深層がわかる!



 平安時代の陰陽師・安倍晴明にまつわる伝説は尽きない。しかし、その大本である陰陽道について、現代人はどれほど知っているだろうか。

 中国伝来の道教(陰陽五行説)と日本固有の古神道が融合して、さらに密教や修験道もとり入れて日本独自の生成発展を遂げた陰陽道。千五百年にわたり、わが国の政治、宗教、文化に多大な影響をもたらしてきた。

 たとえば、十二支、十干(甲乙丙など)、鬼門、占い、御霊信仰をはじめ、天皇家のさまざまな行事の由来が、じつは陰陽道に基づいていることが多い。その技術や知識は、天文学、地理地勢学、暦学、栄養学など幅広い。また、近年の風水や占いブームとも密接に関わっている。なぜ、天災を予言できるというのか? 果たしてその実相は、科学か、オカルトか?

 本書では、まず、陰陽師の役割について説明し、聖典、聖地聖跡、祭儀、呪術、鑑定実践などの基本知識を解説する。陰陽道の原理をひもとく、はじめての入門書である。