読み書き障害(ディスレクシア)のすべて
発売日
2006年04月12日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-64859-0

読み書き障害(ディスレクシア)のすべて
頭はいいのに、本が読めない

著者 サリー・シェイウィッツ著
藤田あきよ訳
加藤醇子医学監修
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 アメリカでは5人に1人、日本でも大きな問題になっている失読症。その解説書としてアメリカで最高の評価を受ける決定版、ついに邦訳。



 本を読むのに異常に時間がかかる。文字を正しく発音することができない。書くことにも困難が伴う。しかし、ほかの能力、たとえば推論の能力や数学的能力などには問題はなく、むしろ頭はいい場合が多い―これが、LD(学習障害)の中心となる障害、読み書き障害(ディスレクシア)の特徴である。日本では、少なく見積もっても児童全体の1%がこの障害に苦しんでいると推測されている(筑波大学の宇野彰助教授の調査による)。本書は、5人に1人がディスレクシアであると推測されているアメリカにおいて、最高の評価を受けるディスレクシア解説書の邦訳である。米国におけるディスレクシア研究・治療の第一人者である著者は、ディスレクシアの原因、診断法、指導法をやさしく解説した後に、「ディスレクシアは克服できる」と断言する。ディスレクシア児の両親、教師や医師、研究者にとって必読の一冊である。