自治体崩壊
発売日
2006年06月16日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-64960-3

自治体崩壊

著者 手島皓二著 《静岡県富士宮市議会議員》
税込価格 1,047円(本体価格952円)
内容 このままでは地方自治体が破綻してしまう! 「政」「官」「財」に精通する現役市議が、経営感覚なき自治体の実態を糾す!



 ごく一部の自治体を除き、ほとんどが破綻状態にあるといわれる地方財政。国の借金も800兆円に達し、さらに特別会計や財政投融資額を加えると1000兆円を超えるという。もはや親(国)が子(地方)の面倒をみきれなくなりつつある今、これは自治体にとって一刻も看過できない大問題である。

 では、なぜ自治体はこれほどひどい財政難に陥ってしまったのか。その原因は第一に「量入制出」の原則を忘れた放漫財政、第二にサービスの引き上げだけを要求する国民のわがまま、第三に財政の実態を説明してこなかった役人と政治家の怠慢である。

 本書は、地方都市の現役市議である著者が、行政側の実態を赤裸々に綴ったものである。経営感覚とは無縁なお役所式行政、集票マシーンと化した政治家。どの自治体でも見られるこうした問題を俎上に乗せ、著者の究極の一策であるダイエット予算を提言する。財政再建への熱い思いから生まれた、勇気ある一書。