凹(へこ)んだときに効く漢文
発売日
2008年10月31日
判 型
B6判変型並製
ISBN
978-4-569-65987-9

名コラムニストが処方する
凹(へこ)んだときに効く漢文

著者 栗田亘著 《日本エッセイスト・クラブ理事、元「天声人語」コラムニスト》
主な著作 『漢文を学ぶ(1~4)』(童話屋)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 自分らしく生きる処世術を、古典の名文・名句からあらためて考える。肩のチカラを抜いて、ココロを軽くして生きるためのヒントを紹介。



 悩んだり凹んだ時、じーんと響く漢文の名句や名文を中心に、朝日新聞「天声人語」の執筆者だった著者がやさしく読み解いたエッセイ集。

 それぞれ原典の書き下し文と易しい訳、ポイントとなる言葉の説明も記載しています。

 漢文というと中学や高校でならったカタイ印象が強いのではないでしょうか。当時の優秀な人たちが書き残した高尚なイメージがあるかもしれません。しかし、どんな人もいつの時代でも悩んだり迷ったり、失敗したりする人はいた。先人たちの知恵が詰まったこの世界が現代にも受け継がれているのは、いつの時代も同じようなことでつまずくからでしょう。

 本書は端的に解説、著者の経験を交えて、とくに現代に通じるエピソードを集約しました。悩むのは当たり前、真剣に受け止めているからこそ凹むわけです。そんな時きっとココロに効く処方箋となる一冊です。