早稲田はいかに人を育てるか
発売日
2007年01月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-65996-1

早稲田はいかに人を育てるか
「5万人の個性」に火をつけろ

著者 白井克彦著 《早稲田大学総長(第15代)、工学博士》
主な著作 『大学力』(主婦の友社)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 大学改革に粉骨砕身し、早稲田を蘇らせた著者による教育論。世界に通用する人材をいかに育てるか。「教育の早稲田」のビジョンを示す。



 大学全入時代を迎え、学生獲得の熾烈な闘いが始まっている。私立の雄・早稲田大学も例外ではなく、他に先駆けた改革でキャンパスが変貌した。大学はもはや象牙の塔でもレジャーランドでもない。「100%に近い出席率」「少人数の語学授業」「基礎から実務にわたるIT教育」「学部の枠を超えたゼミ」「オンライン講義」「学部・大学院の再編と新設」……。自ら積極的な学習の意欲をみせる学生、自己満足ではない魅力ある授業をつくり出す教師陣。成果は着実にあらわれている。

 いまや大学には、多様な価値を身につけ、社会に貢献できる学生を輩出することが求められている。単なる学力だけではなく、広い意味での教養、そして気力をも兼ね備えた「人間」としての力で競争に勝つために。日本のみならず、アジア、さらには世界を見据えた大学へと進化し続ける早稲田へ。改革を推進する総長自らが、大学教育・組織改革・人材育成の最前線と明日への展望を語る。