馬超(ばちょう)
発売日
2005年02月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66334-0

馬超(ばちょう)
曹操を二度追い詰めた豪将

著者 風野真知雄著 《作家》
主な著作 陳平』(PHP研究所)
税込価格 586円(本体価格533円)
内容 関羽、張飛とともに劉備を支え、のちに五虎将軍に列せられた豪将・馬超。その勇猛果敢な姿を余すところなく描ききった長編力作小説。



 黄巾の乱を横目に少年期を過ごした馬超――“無様な死に方だけはしたくない。圧倒的に強くなってやる”と、心に誓った彼は、父・馬騰の盟友である韓遂から刀を習う。そして半年で、泳ぐ魚を斬るほどの腕を身につけた馬超は、西暦194年、二百騎を統率して長安を攻め、大将の首を七つ取るという見事な初陣を飾るのであった。

 その後も厳しい修練を積み、西暦202年の「汾水の戦い」を経て、めきめきと頭角を表していった馬超は、西暦211年、曹操率いる二十万の大軍と激突する。世にいう「潼関の戦い」である。騎馬隊の先頭で、十万の大軍を指揮する馬超は、疾風の如く馬を走らせ、凄まじい活躍を見せる。そして、宿敵・曹操をあと一歩のところまで追い詰めるのだが……。

 屈強な肉体と際立つ腕っ節、あでやかな姿から「錦馬超」と称えられ、恐れられた豪将・馬超。戦場を駆け抜けるその勇猛果敢な姿を描ききった長編力作小説。

 文庫書き下ろし。