兵法 孫子
発売日
2005年10月03日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66461-3

兵法 孫子
戦わずして勝つ

著者 大橋武夫著 《経営評論家》
主な著作 兵法 項羽と劉邦』(PHP研究所)
税込価格 734円(本体価格667円)
内容 「戦わずして勝つ」ことを謳った天下第一の兵法書「孫子」。その極意を兵法経営の大家が、現代の経営に生かせるよう解説した指南書。



 天下第一の兵法書「孫子」。その極意である「戦わずして勝つ」は、現代のビジネスに通じる鉄則であり、「孫子」に競争社会を生き抜くヒントを求める人も多い。

 しかし、「孫子」について「兵法とは策なり」と誤解している人が多いのも事実である。わが国における「孫子」の家元と言ってもいい大江匡房がこれを心配しているくらいだから、あれこれと策をめぐらすことで「勝てる」という思いこみが、いかに危険かがよくわかる。

 そこで本書は、兵法経営の大家が、ビジネスの現場において、「孫子」をどう生かすかについて歴史の実例を引きながら解説したものである。

 『兵は拙速をとうとぶ――時間との勝負である経営の場では、商機を逸しないことを第一に考えよ』『将軍の事は静にして幽なり――社長は見られることが大切であり、効果的である』など、理論と実戦に裏打ちされたその方法論を体得すれば、おのずと勝つ戦略・戦術が見えてくる。