日本を創った12人
発売日
2006年02月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66560-3

日本を創った12人

著者 堺屋太一著 《作家、経済評論家、元経済企画庁長官》
主な著作 『油断!』『団塊の世代』(以上文藝春秋)
税込価格 796円(本体価格724円)
内容 聖徳太子、光源氏に始まり、池田勇人、松下幸之助まで、12人の人物考察をとおして日本と日本人の独自性を探る、渾身の長編歴史評論。



 日本の独自性とはいったい何なのか。勤勉性なのか。それとも仏教が広まっても神道は信仰の対象であり続けた、宗教に対する柔軟性なのか。明治維新、外国文化を受け入れた許容力なのか……。もし、これらが日本の独自性であるとすれば、それは、いつ、誰によって、どのようにして創り出されたものなのか。本書は、聖徳太子をはじめ、織田信長、石田梅岩から近現代史まで、日本史上に今なお強い影響力を残す12人の「人物」をとおして、日本の歴史を見直し、日本の独自性について考えた歴史・社会評論である。

 大きな変革期を迎え、日本はどの方向に向かって舵を取ればよいのか、その決断がリーダーと国民に求められている。そうしたなか、日本の独自性を認識し、それをいかにして活かしてかは、避けてとおれない問題である。本書は、その問題に答えを出す一つの有効なヒントとなるだろう。

 同書名でPHP新書として刊行された前編・後編を、文庫化に際し合本。