始皇帝
発売日
2007年02月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-66737-9

始皇帝
史上はじめて中国を統一した男

著者 咲村観著 《作家》
主な著作 『上杉謙信』『源頼朝』(以上講談社文庫)
税込価格 734円(本体価格667円)
内容 13歳で秦王に即位し、長い戦乱の世に見事終止符を打った始皇帝。中国最初の統一帝国を興した男の波乱に満ちた生涯を描く歴史ドラマ。



 荘襄王の後継ぎとして13歳で秦王に即位した政。成長するにつれて、壮大な気宇とともに天下統一の野望を持ち始める。が、荘襄王を王位につけた威光をバックに絶大な権勢を振るい続ける相国・呂不韋と何かにつけて対立するようになる。加えて母である太后の乱行にも呂不韋が関わっていることを知った政は、ある事件をきっかけに二人の責任を追求しようと決意した。

 すべてが露見し呂不韋が観念したことを確認した政は、処分を決めたあと、一人母のもとを訪れる。しかしそこで彼は太后から思わぬ事実を打ち明けられるのだった……。

 幼くして秦王に即位し、実父・実母との相克を乗り越え、恐るべき執念と卓越した政治手腕によって中国を統一した男・秦の始皇帝。その超絶なる権力を手にした彼が、最後に見たものとは? 戦国末期の中国を舞台に、一人の英傑が群雄割拠する国をひとつにまとめ上げ、大帝国を築くまでを描いた歴史ロマン。

 『秦の始皇帝』を改題。