書籍

- 発売日
- 2008年05月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-67022-5
ヒミコの夏
著者 | 鯨統一郎著 《作家》 |
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主な著作 | 『いつか、キャッチボールをする日』(PHP研究所) |
税込価格 | 922円(本体価格838円) |
内容 | 記憶喪失の不思議な少女との出会いが、新種の米「ヒミコ」に隠された陰謀を浮かび上がらせた。農業問題に材を得た異色の傑作ミステリー。 |
1998年に『邪馬台国はどこですか?』でデビュー以来、多彩なテーマ・切り口・手法でミステリーの話題作を量産し続ける覆面作家・鯨統一郎。その奇才ぶりが、今回はなんと“農業ミステリー”に結実した!
雑誌記者・永田祐介は、取材で訪れた広大な水田に佇む不思議な少女と出会う。「イネが、怖がっている」――謎の言葉を発するその少女・穂波は、食品会社の研究員だった父・江藤邦夫と、母親を何者かに殺され、ショックから過去の記憶を喪っていた。しかし彼女には、植物の意思を読み取る特異な能力があったのだ。
一方、日本の食卓では、新種のコメ「ヒミコ」が急速にシェアを伸ばしつつあった。「ヒミコが日本を滅ぼす」という穂波の言葉に、祐介は研究者の高樹みどりと3人で、「ヒミコ」に仕組まれた巨悪の陰謀に迫ろうとする。しかし、殺人者の影が忍び寄ってきて……。
異色の素材を、正統派ミステリーに仕立てた著者の手腕が冴える傑作長編小説。
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