[図解]古事記と日本書紀
発売日
2007年06月08日
判 型
B5判並製
ISBN
978-4-569-69224-1

比べてみるとよくわかる!
[図解]古事記と日本書紀

著者 瀧音能之監修 《駒澤大学教授》
主な著作 『神々と古代史の謎を解く 古事記と日本書紀』(青春出版社)
税込価格 1,047円(本体価格952円)
内容 同時代に編纂され、内容もほぼ同じ古事記と日本書紀。両者を読み比べ、差を鮮明にすることで記紀を一気に理解するという画期的な本。



 日本の古代史を知る上で欠かせない史料といえば、『古事記』と『日本書紀』。両書は同時代に中央政府の手で編纂され、共に日本の国の成り立ちを記した歴史書として名高い。しかし、そうした共通点の一方で、同じ事件を扱っていても明らかに異なる書き方をしている部分も数多くある。本書はその両者の違いに焦点を当てることで『記』『紀』それぞれの特徴を際立たせ、同時に両書のあらすじを一気に理解してしまおうという画期的な本である。

 『記』『紀』ともに原文は漢文であるため、なかなか一般の人には読み難い。最近ではやさしい現代語訳の解説書なども出ているが、それでもストーリーが難しく、すんなりと頭には入らないのではないだろうか。そこで両者のトピックを読み比べると、興味深い点や新たな発見がある。編纂者の意図までが透けて見えるようになる。本書によって、これまで片方だけを読んでいてはわからなかった新たな面白さが見えてくるだろう。