コンサルティング会計
発売日
2007年11月21日
判 型
A5判上製
ISBN
978-4-569-69342-2

コンサルティング会計
財務から入る格上げ(格付けアップ)と経営改善

著者 宮田矢八郎著 《産能大学経営学部教授》
主な著作 『収益結晶化理論』(ダイヤモンド社)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 管理会計、金融機関の格上げ、経営と財務を結びつける金融実務を紹介。これらを必要とする経営者、会計人、金融人のための入門書。



 税務や財務を経営と結びつけるツールとして「管理会計」の必要性が高まっている。本書はあえて「コンサルティング会計」と題し、(1)収益改善のための行動計画と利益計画を結合した中長期経営計画の作成、(2)キャッシュフロー、収益、財政状態の改善を進め、金融機関の格上げ(格付けアップ)を図る、(3)経営と財務を結びつける現場データの活用、の3つを強調し、管理会計よりも一歩進んだ手法を提案する。

 また、本書は7つのケーススタディとして問題、ヒント、解答という作業を通じて理解を深める方式をとっている。さらに、製造業や卸売業など、業種別のポイントをまとめており、企業現場で実践的に活用できる。

 著者は28年間にわたり中小企業金融公庫で財務分析と管理会計の実践的な手法を身につけ、現在は産能大学で教鞭をとる。そのため、読みやすく、要点がうまくまとめられているので、中小企業経営者、金融関係者、税理士の方々にオススメである。