一夜漬け文章教室
発売日
2008年02月13日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-69539-6

一夜漬け文章教室

著者 宮部修著 《桜美林大学非常勤講師》
主な著作 『文章をダメにする三つの条件』(丸善ライブラリー)
税込価格 748円(本体価格680円)
内容 文章の基本チェック点は2つ、誰でもできる小論文必勝法、ダメなエッセイ4つの傾向――元新聞記者の大学講師によるしびれる文章教室。



 「何を書けばいいんですか」「書きたいことがありません」。元・読売新聞文化部記者の著者が担当した大学の文章教室、大人向けの文章講座に共通する悩みの声である。しかし、既存のハウツー本は「起(き)承(しょう)転(てん)結(けつ)で書け」などと「どう書くか」について語られているだけで、「何を書くか」について書いているものはあまり見当たらない。これでは解決にならない。

 そこで著者は書くべきことのポイントを絞り込み、「文章のチェックポイントは二つ」「小論文はまず課題文を要約せよ」「ダメなエッセイ四つの傾向」など、すぐマスターできる文章のコツを抽出。すると受講生の文章が確実な変化を見せた。文章を書くことに悩んでいた彼らが、思わず納得してしまう小論文、読む気にさせるエッセイを書くようになったのである。本書はこのコツをわかりやすく開陳し、さらに芭蕉や石垣りんの作品などを引用しながら、「味のある文章とは」というさらに高いレベルにも言及する。