書籍
- 発売日
- 2008年11月14日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-69540-2
『源氏物語』と『枕草子』
謎解き平安ミステリー
著者 | 小池清治著 《宇都宮大学名誉教授》 |
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主な著作 | 『日本語はいかにつくられたか?』(ちくま学芸文庫) |
税込価格 | 858円(本体価格780円) |
内容 | 巨悪に踏みにじられた無念をあえて描かなかった清少納言。三つの不倫物語を通して敵討ちを果たした紫式部。女たちの悲しきメッセージ。 |
紫式部は清少納言の敵を討った!?
なぜ紫式部は『源氏物語』をあれほどの長編にしながら、光源氏の死にもふれず突然幕を下ろしたのか? なぜ清少納言は物語全盛の時代に、ノンフィクション文学『枕草子』を書き上げたのか? 真の意図を見えにくくするために幾重にも張りめぐらされた隠蔽工作。その裏には、共通の敵である権力者・藤原道長への恨みがあった!
主人を奈落の底に落とされた哀しみ。横暴な男性社会への呪い。二人の才媛は、いかにして想いを昇華させたのか。これまで数多くの作家・研究者が挑んできた平安二大傑作の謎に迫る。
【『源氏物語』のミステリー】理解されることを願わなかった?/最後に仕組まれたどんでん返し/ヒーロー・ヒロインはみな片親/肝心なことは決して書かない
【『枕草子』のミステリー】物語全盛の時代にノンフィクション/三色混ぜ御飯弁当箱型作品/他人には通じない暗号/忘れられることを恐れていた? etc.
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