品格ある日本人
発売日
2007年12月18日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-69640-9

品格ある日本人
私たちはどのように行動すれば美しいか

著者 名越眞之著 《元編集者、「日本BCL連盟」会長》
主な著作 『ソ連の真昼と暗黒』(潮文社)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 美しい行動とは何か。日本人は「徳性の高い民族」で、多くの人に感銘を与えた話がこれだけある! 日本人が品格を取り戻すために一冊。



 昨今、わが国では信じ難い事件が続いている。一般社会では親殺しに子殺し、学校ではいじめといじめによる自殺、教師や警察官による犯罪。政界、官界、経済界においては、腐敗や不祥事が横行している。子供たちの犯罪についていえば、崩壊した大人社会の影響が大きいのではないか、と著者は問う。

 どの民族にも、それぞれの行動の「美学」がある。ヨーロッパの「騎士道」、アラビアの「寛大な精神」、中国(シナ)は儒教の「仁」、インドの「普遍の愛」……。では、私たち日本人の行動の「美学」とは何か。本来、日本人は「徳性」の高い民族である、と著者は強調する。そして、私たちの先輩や同僚のなかには、すばらしい行動で多くの人に感銘を与えたという例はいくつもある、と。

 それを一冊に編んだのが本書である。都内の中学校176校で約21万人の生徒に配布され、父母や教師からも感銘の声が寄せられた「道徳」の授業の参考資料を、再構成して単行本化!