日本の戦後はアメリカにどう伝えられていたのか
発売日
2008年12月19日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-70424-1

日本の戦後はアメリカにどう伝えられていたのか

著者 ハル A.ドレイク著 《(ハル)「星条旗新聞」元記者》
持田鋼一郎
主な著作 生きてこそ輝く』(PHP研究所)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 敗戦直後の日本の市井の人々に流れたもう一つの時間。戦後日本の復興期を見つめてきたアメリカ星条旗新聞記者の手記をまとめる。



 敗戦直後の日本の市井の人々に流れたもう一つの時間。日本の戦中、戦後はどうアメリカに伝えられていたのか? 戦後の日本の混乱・復興期を見つめてきた『星条旗新聞』記者の手記をまとめる。

 歴史はともすれば、勝者の観点からの史実のみが語られることに陥りやすい。あの戦争当時には口にできなかった言葉も、時を経たことによって、話すことができる。戦中、戦後の様子を市井の人々は、どう見て、何を感じ取っていたのか? 一人のアメリカ人ジャーナリストが彼らを訪ね歩き、聞き出した彼らの当時の思い。◎二・二六事件を目の当たりにした山王ホテルのホテルマン ◎夫と観るはずだった映画を戦中見ることなく、学徒出陣で夫との別れを迎えた婦人の思い、などなど。これまで語られることのなかった歴史の欠片(かけら)を丁寧に拾い集めるかのように綴ったノンフィクション。当時の彼らの目に映ったもうひとつの歴史の一面を垣間見ることのできる秀作。