マイクロマーケティング入門
発売日
2008年12月18日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-70443-2

小売業の新戦略
マイクロマーケティング入門

著者 鈴木豊著 《流通サイエンス研究所代表》
税込価格 880円(本体価格800円)
内容 いま小売業を中心に注目されている、限られた地域内での特定顧客をターゲットとした新しいマーケティング手法を豊富な事例とともに解説。



 モノの売れない時代になった。これまでのように単に魅力的な品ぞろえや売り手側の一方的な販売促進だけでは太刀打ちできない状況が到来している。そこで注目されているのが、マイクロマーケティングである。いわゆるマクロのマーケティングが、大多数の消費者を対象に大規模な販促で大量販売を目指すのに対し、マイクロマーケティングは「限られた商圏内の標的顧客に狙いを定め、持続的な需要を創造していく」ものである。

 マイクロマーケティングで最も重要なのは、「商品中心」から「顧客中心へ」という考え方の転換である。従来から顧客満足という言葉はあるが、ここでは顧客のライフスタイルにまで踏み込んだより戦略的な展開が必要になる。

 本書では、こうした視点からマイクロマーケティングの実践法をわかりやすく解説する。具体的な戦略事例も多数紹介してあり、現場ですぐに役立てることができる。まさに「売れない時代」の救世主となる一冊である。