三島由紀夫の死と私
生前の三島自身から高く評価を受けていた著者の三島に対する過去の論考をもとにして新たに綴る。三島がこの世を去った日を目前に刊行。
- 税込価格
- 1,650円(本体価格1,500円)
- 発売日
- 2008年11月21日
- 判型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-70537-8

Content
1970年11月25日――日本人が忘れてはならない事件があった。生前の三島由紀夫から「新しい日本人の代表」と評された著者が三島事件に関する当時の貴重な論考・記録・証言をもとに綴る渾身の力作。日本が経済の高度成長を謳歌していたかにみえる1970年代前後に、文壇で確固たる地位を得ていた三島の内部に起こった文学と政治、芸術と実行の相剋のドラマを当時いわば内側から見ていた批評家こそが著者であった。その著者が、戦後の文芸批評の世界で、小林秀雄が戦前に暗示し戦後に中村光夫、福田恆存ほかが展開し、三島由紀夫も自らにもちいた「芸術と実行」という概念のゆくえについて、40年近くもの時を経て、著者としての答を出すことを本書で試みた。また、著者は「三島の言う『文化防衛』は西洋に対する日本の防衛である。その中心にあるのは天皇の問題である」として、三島の自決についても当時の論考や証言を引用しつつその問題の核心に迫る。
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