書籍

- 発売日
- 2009年03月18日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-70684-9
日本経済の突破口
グローバリズムの呪縛から脱却せよ
著者 | 東谷暁著 《ジャーナリスト》 |
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主な著作 | 『エコノミストは信用できるか』(文春新書) |
税込価格 | 1,650円(本体価格1,500円) |
内容 | サブプライム問題の教訓とは何か。国民本位の医療制度とは。構造改革は日本に何を導き入れたか。国民生活を防衛する経済政策を提言。 |
いまはアメリカを中心として崩壊ばかりが目につく時期だ。そしてまた、その崩壊を少しでも緩和するのが現在の経済政策とならざるをえないのは仕方のないことである。ごく最近まで日本ではインフレターゲット策と構造改革だけが政策だと思われてきたが、世界の政府は可能なかぎり財政出動を行って、崩壊のショックを和らげているのが現実である。
この危機的状態が、いちおうの安定期を迎えたとき、世界は巨大な累積赤字を抱えた国が乱立していることだろう。そのなかで日本がいまのように、海外が購入している国債の割合が5%程度にとどまっているならば、それはそれで一つのアドバンテージとなるかもしれない。
しかし、こうした激しい崩壊とその格闘のなかでも、日本は次の時代への試みを始めねばならない。それはグローバリゼーションや構造改革といった特化への道ではない。日本の文明論的な強みに支えられた多様化への再出発なのである。(本文より抜粋)
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