統帥綱領入門
発売日
2014年11月04日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76140-4

統帥綱領入門
会社の運命を決するものはトップにあり

著者 大橋武夫著 《経営評論家》
主な著作 経営幹部100の兵法』(PHP研究所)
税込価格 770円(本体価格700円)
内容 日本陸軍のバイブルであり、最高機密であった『統帥綱領』。日本人の体質に最も適応したと言うべき“兵書”のエッセンスを平易に解説!



 日本陸軍の将官と参謀のために“軍の統率”のあるべき姿を説いた作戦指導書――統帥綱領。

 わが国古来の伝統のうえに、日清・日露の両戦役、第一次大戦など世界各国の戦訓や軍事書を加味したもので、日本人の体質に最も適応したと言うべき兵書である。その示唆するところは、兵書のみならず優れた経営書、人生哲学書としても名高い。

 本書は、明治生まれの陸軍参謀(中佐)で、戦後は“兵法経営論”を確立して企業経営者から絶大な支持を受けた著者が、統帥綱領・統帥参考・作戦要務令の要点を、古今東西の戦史を繙きつつ“社長学”の観点から解説する。

 「統帥(大軍の指揮)とは方向を示して、後方(補給)を準備することである」「指揮とは、決心を準備し、決心し、決心を実行に移す作業」「先制は部下に対しても必要なり」「敵が決戦の意図を持っている限り、結局、これを避けられるものではない」など、難局を打開するトップの心得を凝縮した珠玉の一冊。