「街道」で読み解く日本史の謎
発売日
2016年11月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76568-6

「街道」で読み解く日本史の謎

著者 安藤優一郎著 《歴史家、文学博士》
主な著作 「関ヶ原合戦」の不都合な真実』(PHP研究所)
税込価格 858円(本体価格780円)
内容 東海道は、本当は「鎌倉と京都」を結ぶための街道だった? 交通の大動脈である「街道」に注目すれば、日本史の意外な秘密が見えてくる。



 なぜ鎌倉は「武家の都」として繁栄したのに、その後、顧みられなくなったのか? どうして小田原は、北条氏が滅亡しても江戸時代に栄えたのか? 幕末のさびれた小村の港が「巨大都市」横浜に変貌した理由とは?――

 私たちが歴史を振り返るとき、どうしても事件や出来事といった「点」で考えがちだが、実際の歴史の流れは“人や物の動き”の「線」で動いている。実は、その最も大きな流れこそが「街道」なのだ。

 本書は、人の往来や物流の大動脈であり、歴史の分岐点ともなった街道の役割に注目して、古代から近現代にわたる日本史の20の謎に新たな光を当てるもの。従来にない視点から、驚きと再発見の“知的興奮”を存分に味わえる。

 文庫書き下ろし。

 本書で取り上げる主な街道:「東海道」「中山道」「北陸道」「鎌倉街道」「甲州街道」「日光例幣使街道」「三国街道」「秋葉街道」「善光寺街道」「塩街道」「美濃街道」「北国脇往還」「朝鮮人街道」……。