社会保障を日本一わかりやすく考える
発売日
2009年08月26日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-77210-3

国民の最大関心事!
社会保障を日本一わかりやすく考える

著者 西村周三編著 《(西村)京都大学副学長、(井野)井野病院常務理事》
井野節子編著
主な著作 <西村・主な著作>『医療と福祉の経済システム』(ちくま新書)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 医療・介護保険はいずれ破綻してしまうのか。そんな疑問に医療経済学の専門家たちが答える。国民一人ひとりが真剣に考えたいテーマ。



 「病院の閉鎖」や「病院の患者受け入れ拒否」など、医療や介護などの現場が混乱している。広く社会保障の問題は、国民の生活や命に直結しているにもかかわらず、その仕組みがほとんど理解されていない。

 そこで、「損か」「得か」という観点で考えれば、わかりやすいのではないかというのが本書のコンセプト。医療経済学の専門家である西村周三氏と医療法人の経営責任者である井野節子氏にご登場いただき、対談形式で問題をあぶりだしてもらった。

 医療経済学とは、限られた財源(国家予算)と限られた資源(医師・看護師など人的資源と病院・福祉施設など物質的資源)から、いかに国民全体が納得して、しかも絶対多数が幸福に暮らせる方法を考える学問。さらにいえば、安心して老後を過ごせる仕組みをいかにつくるかということ。

 本書は現場の医療関係者だけでなく、国民一人ひとりが最低限知っておきたい社会保障の基礎がわかる入門書といえる。