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心をおしつける不吉な塊、 微熱を帯びた身体、 行き場のない自分。 何かに追い立てられるように、街から街へと彷徨い歩く私の目にとまった、一個の檸檬。その形、色、香りに、すっかり心を奪われてしまう。 憂鬱な気分も薄れて、足が遠のいていたはずの丸善に意気揚々と入っていった私は、自分でも思いもよらない行動に出る。 31歳で夭折した、梶井基次郎の名作『檸檬』を写真とともに味わう。
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