小澤征爾 指揮者を語る
発売日
2012年03月13日
判 型
四六判変型上製
ISBN
978-4-569-78224-9

小澤征爾 指揮者を語る
音楽と表現 

著者 小澤征爾語り 《指揮者》
有働由美子 インタビュー /100年インタビュー制作班 編
主な著作 『ぼくの音楽武者修行』(新潮文庫)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 スクーターひとつ持って貨物船に乗り込み、初めてフランスに渡ってから、世界最高峰の指揮台に立つまで。半世紀の挑戦と現在を語る。



 各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント番組「100年インタビュー」(NHKBSプレミアムで放送中)。指揮者の小澤征爾氏をNHKの有働由美子アナウンサーがウィーン国立歌劇場に訪ねてインタビューを行なった。本書は、番組で語られた珠玉の言葉を単行本したもの。

 もとはピアノを勉強していたが、中学時代ラグビーで手をケガをしたため、のちのサイトウ・キネン・オーケストラにつながる恩師斎藤秀雄に指揮を学ぶ。海外の指揮者の演奏に衝撃を受け、貨物船に一人だけ客として乗せてもらい渡仏。ブザンソンの国際指揮者コンクールでいきなり1位を獲得するが、仕事が来ずに帰国を迷う。パリに来ていた作家の井上靖に励まされて思いとどまり、その後カラヤン、バーンスタインに師事。

 名だたるオーケストラの音楽監督に次々と就任し、世界の小澤となるまで。そして日本人が西洋音楽を理解するとは?いい指揮者とは何か、を語る。