けん玉道の師・藤原一生物語
発売日
2016年12月20日
判 型
A5判上製
ISBN
978-4-569-78610-0

けん玉道の師・藤原一生物語
「生きる力」は海をこえて

著者 おちまさ子著 《日本児童文学者協会会員》
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 貧しさのどん底から出発し、玩具にすぎなかったけん玉をスポーツけん玉にした藤原一生と、それに魅せられた人たちを紹介する。



 1924年生まれの藤原一生は、幼い時に両親が離婚し、一時期は牧師の家に引き取られ、小学校卒業後は印刷所へ住み込んで働くなど、貧しい少年時代を過ごした。戦後は書店員を経て、童話作家として活躍。

 一生が39歳の時に懐かしいけん玉に出合って以降、けん玉のとりことなり、子供たちにけん玉を教えるようになる。51歳の時に「日本けん玉協会」をつくり、本格的にけん玉の普及に乗り出す。一生は、けん玉は単に玩具であるだけでなく、スポーツでもあり、リフレッシュにもなるという点に着目し、心身によいものとして発展させていく。病院で、南極基地でと、けん玉はさまざまな所で採り入れられるようになり、多くの人が心身の「生きる力」に目覚めていく。

 本書では、けん玉の普及に尽力した一生のこと、けん玉のもつ「生きる力」に魅せられた人たちのこと、けん玉が日本から世界へと広がり、一生の大きな夢が実現していったことを紹介する。