ぼくらの山の学校
発売日
2017年12月18日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-78727-5

ぼくらの山の学校

著者 八束澄子著 《児童文学作家、日本児童文学者協会会員》
主な著作 『明日につづくリズム』『明日のひこうき雲』(以上ポプラ社)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 ある出来事をきっかけに、学校や家での居場所がないと感じはじめていた壮太。偶然知った「山村留学センター」に通うことになり……。



 ある事件がきっかけとなり、学校にも家にも居場所がないと感じはじめていた、小学4年生の壮太。ある日、偶然テレビの特集で取り上げられていた「山村留学センター」に目がくぎづけになり、川遊びや祭りに歓声をあげる子どもたちの笑顔が忘れられなくなっていた。

 「─―ぼくの居場所って、ここじゃないのか?」

 そう感じた壮太は、センターに行くことを決意。小学2年~6年生の13人が在籍するセンターでは、親元をはなれたメンバー自らが食材となる魚を釣ったり、地元の人と協力しながらお祭りを運営したりと、のびのびとした毎日が待っていた。家族関係や進路、学校での悩みをそれぞれ抱えながらも、大自然を舞台に成長していく小学生たちの物語。実際の山村留学センターを取材した著者が書き下ろした渾身の1冊。